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添付ファイルを使う |
BibCompanionには通常の書誌情報に加えて、電子メールアドレス、URLやファイルの添付を各文献に行うことができます。 これらの情報はそれぞれBibTeXの ‘email’, ‘url’ 及び ‘file’ フィールドとして保存されます。 これらのフィールドは詳細情報パネルの「添付」タブで編集できます。
電子メールアドレスは ‘email’ フィールドに記述します。 通常のアドレス表記 “nakahara@nagoya-u.ac.jp” 等の書式を用います。 メールアドレスが添付されている文献を選択し、「添付」タブ中の [電子メール作成] ボタンを押すと、デフォルトのメールソフトを用いて新規メッセージを編集するウィンドウが開きます (文献編集ロック時)。
WebのURLは ‘url’ フィールドに記述します。 通常のURL表記 “http://www.surf.nuqe.nagoya-u.ac.jp” 等の書式を用います。 「添付」タブ中の [URL添付] ボタンに下図のようにwebブラウザのアドレスバーからURLをドロップすることでアドレスを入力することも可能です (文献編集モード時)。
文献編集ロック時は、[URLを開く] ボタンで、入力されたURLをデフォルトブラウザで開くことが可能です。 URLは [文献項目 - 添付URLへジャンプ] メニューを用いて開くことも可能です。
‘file’ フィールドには添付ファイル(或いはフォルダ)のパスを記述します。 他のフィールド同様手入力も可能ですが、通常は [ファイル添付] ボタンに添付したいファイルやフォルダをFinderからドラッグ&ドロップすることで、パス名を入力します (下図参照)。 後で説明するファイル表示パネルを開いておいて、そこへドラッグ&ドロップすることも可能です (この時、文献編集モード時であれば、詳細情報パネルはどのタブを選択していても構いません)。
ドロップしたファイルは設定によってコピーや、移動、エイリアス作成などが行われます。 また、単独のファイルをドロップしたときと、複数のファイルをドロップしたときとでは動作が若干異なります。 デフォルトの状態ではドロップされたファイルはデータベースフォルダ中の “Attachments” というフォルダ内にコピーされ、そのコピーのパスが ‘file’ フィールドに設定されます。
動作の詳細と設定方法は、データベースの設定の項を参照してください。 ここ(詳細情報パネル)での設定とデータベース設定パネルでの設定は連動しており、いずれを変更しても他方に反映されます。
既に添付ファイルが設定されている文献に新たに添付をしようとすると、BibCompanionは既存の添付ファイルに追加するか、入れ替えを行うかを訊いてきます。 <追加する> を選んだ場合には、既存の添付がファイルの場合には上記の設定に従って新規のフォルダを作成して既存ファイルをその中に移動し、追加したファイルは作成したフォルダに設定に従ってコピー/移動/エイリアス作成します。 既存の添付がフォルダの場合には、既存フォルダ内に追加したファイルを設定に従ってコピー/移動/エイリアス作成します。 <入れ替える> を選んだ場合には、既存の添付ファイル(フォルダ)はごみ箱に移動し、追加した項目を通常の動作に従って処理します。
ファイルのプレビューはファイル表示パネルを開くことで可能です。 ファイルビューはメインウィンドウ右上の三角形のアイコンをクリックすると開きます。 文献リストでファイルを添付した文献一つを選択すると、添付ファイルの内容がここに表示されます。 下図にファイル表示パネルの一例を示します。
ファイル表示パネルで内容を表示できるのはPDFファイルと画像ファイル(プレビューアプリケーションで表示できるもの)だけです。 それ以外のファイルはアイコン表示になります。 プレピューの表示を拡大/縮小することはできません (プレビューはファイル表示パネルのサイズを変えるとそのサイズで表示できる最大サイズで表示されます)。 プレビューをダブルクリックすることで、表示中のファイルを標準アプリケーションで開くことが可能です。
PDFファイルのページを移動するにはファイルビュー上方の [前/次ページ] ボタン或いはページナビゲータが使えます。 スクロールホイール付きのマウスがあれば、ホイールでの移動も可能です。 複数のファイルが添付されている場合には、ファイルビュー右下の [前/次ファイル] ボタンが使えます。 ページ移動やファイルの選択は <ctrl-クリック> (或いは右ボタンクリック)でも行えます。 このときファイルはアルファベット順でソートされます。 なお、添付フォルダ内に更にフォルダが含まれている場合、そのフォルダの内容はプレビューできません。
添付ファイルを標準アプリケーションで開くには上記で示したプレビューをダブルクリックする方法以外に、[文献項目 - 添付ファイルを開く] メニューや、詳細表示の [ファイルを開く] ボタン(文献編集ロック時のみ)が使用可能です。 これらの方法は複数ファイルが添付されている場合には、添付フォルダ自身をFinderで開くことになります。