![]() |
読み込み画像の準備 |
印刷されたものはスキャナやデジカメでコンピュータに取り込んでください。但し、デジカメで撮影するとレンズによって画像周辺に非線形の歪みが入るため、あまり勧めません。 どうしてもデジカメで撮影せざるを得ない時は歪みの比較的少ない画面中心の1/3程度の範囲を使用するように撮影してください。 本ソフトは線形の歪みは修正可能ですが、非線形歪みの修正には対応していません。
スキャナで取り込む時は解像度300〜400dpi程度にすると良いでしょう。 デジカメは (画面の中心部のみを使うことを考えて) 600万画素以上が望ましいでしょう。 画像ファイルの形式はJPEG, TIFF等ほとんどの標準的な画像フォーマットに対応していますので、あまり気にする必要はありません。
本ソフトは画像読み込み後に適宜トリミングを行うことが可能ですので、元画像をあらかじめトリミングしておく必要はありませが、画像調整機能はありませんので、コントラストなどは事前に適宜調整しておいてください。
PDFファイルは直接読み込むことが可能ですので、そのままで構いません。 複数ページの場合にはページを選択するダイアログが読み込み時に表示されます。 PDFファイルはスケーラブル (拡大してもぎざぎざにならない) な画像形式ですが、読み込み時に拡大 (デフォルトでは4倍、環境設定で変更可能) してラスターイメージ (画素で構成された画像) に変換されます。 本ソフトは画像読み込み後に適宜トリミングを行うことが可能ですので、ページの一部にのみ必要なグラフが存在している場合でも元画像をあらかじめトリミングしておく必要はありません。
PlotDigitizer X を起動すると、最初に以下の白紙の書類が開きます。
同時に下図のような情報パネルも開きますが、このパネルについては後のデータの数値化のところで詳しく説明します。
画像ファイルを読み込むには、「ファイル - 画像ファイルの読み込み」メニューで画像ファイルを指定するか、上部の画像領域 (白紙の部分) にFinderから画像のファイルをドラッグアンドドロップしてください。 通常の画像ファイルや1ページのみのPDFファイルの場合には、画像が取り込まれて画像領域に表示され、デフォルトの座標軸が表示されます。 複数ページのPDFファイルを読み込ませようとした場合には、以下のようなページ選択ダイアログが表示されます。 読み込ませたいページを表示させてから「ページ選択」ボタンを押してください。
上記の方法の他、「ファイル - 開く」メニューから画像ファイルを選択することで、新規書類として画像ファイルを読み込むことも可能です。